江國香織「流しのしたの骨」

流しのしたの骨 (新潮文庫)
ある家族の話なのだが、この雰囲気を説明するのは難しい。江國さんが書く世界としかいえない。たとえるのなら絵本的というか、雑誌のインテリア特集などに紹介される家のような。その中では心地よさげではあるけど、実際まねすると窮屈で陳腐な感じがしてしまいそう。あと江國さんの本を楽しむには草花の知識があった方がいいのは確か。自分は全く無知なもので。