太宰治「津軽」

津軽 (新潮文庫)
太宰治がここまで軽妙洒脱な本を書いているとは知らなかった。自虐的なユーモアもあり、感動的な再会劇もありの盛りだくさん。よく太宰のファンは青森まで生家(資料館になっている)を見に行ったりすると聞くが、それも分かるような気がしてきた。郷土にこういう作家がいたことは本当に誇れることです。青森県人がうらやましい。他の太宰本も読み直しが必要かも。