IE7 Beta 2プレビュー

インストールするとデフォルトがIE7になってしまうのはとまどう感じ。IE6と共存させる方法があるのかもしれませんが、それを調べる前に自分の場合はIE7RSS Feedsが上手く機能しなかったこともあって早々にアンインストールしてしまいました。Googleにみられるように、今ではどのIT企業でもソフトのBeta版での一般公開があたりまえのようにになっていますが、よっぽど完成度が高くないと失望感が拡がりかねないのでは。Beta版を入れる人は少数派かもしれませんが、発言力、影響力は大きいですから。

岩田靖夫「ヨーロッパ思想入門」

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)
ギリシア哲学、キリスト教、近代ヨーロッパ哲学の概要を語る内容ですが、随所に出てくる哲学用語を理解するのは大変、というか難しい。哲学を理解するのが難しいのは日本語への翻訳が堅すぎるところにも要因があると思う。原典に忠実なのかもしれませんが。日本の哲学者と呼ばれる人たちは、ヨーロッパ哲学の研究も結構ですけど、日本語の研究も大切にしてほしいものです。

甲子園の物語

夏の全国高校野球の地方大会も佳境に入ってきましたが、素晴らしいサイトが立ち上がっています。「ほぼ日」の永田さんという人がまとめているのですが、この方は去年のアテネオリンピックでも同様のコーナーを担当していて、これがまた素晴らしいものでした。まだサイトは残っているので去年の興奮を再び味わいたい方はぜひそちらも訪れてみてください。
ほぼ日刊イトイ新聞-おらが夏の甲子園。-
http://www.1101.com/koshien/index.html
ほぼ日刊イトイ新聞-『昨夜、オレは観た!』-
http://www.1101.com/athens2004/index.html

宮部みゆき「魔術はささやく」

魔術はささやく (新潮文庫)
複数のストーリーが交差する物語をこれほど鮮やかにまとめてしまう筆力には脱帽するしかありません。人間のドラマ、心理が描かれ、そこに謎解きといった要素も加わるのだから、これこそ正に最高のエンターテインメント小説といってもいいのでは。

ポッドキャスティング

iTunesポッドキャストに対応したのでいろいろ聴いてみました。どうやらインディーズを除いて楽曲を一曲まるまる聴かせることはできないなどの制約があるのでFMラジオのような番組を作るのは難しく、パーソナリティーの語りが中心の番組が多いようです。そして、その中でもニュース・情報系の番組に人気があるようです。確かに専門の雑誌などに記事やコラムを掲載、投稿するのには本人の文才や編集者の力によるところが大きい(有名な評論家の連載でも本当に本人が書いているのか疑わしいものがよくある)と思いますが、ポッドキャスティングならばそのような能力はあまり必要ありません。しゃべりのうまいパーソナリティーと組む必要はあるかもしれませんが。ただし、ポッドキャスティングのテキスト検索?ができるようになるまでは、一般の無名の人がリスナーを得ていくのはブログで読者を獲得するのよりも難しいと思います。ほんの数分間でも音声を聞かせ続けるのは誰にとっても至難の業です。
その点で期待したいのが既存の新聞や雑誌などのメディアです。有名人(作家や俳優、ミュージシャン、スポーツ選手、学者、経営者など)のインタビューは音声でも聴いてみたいし、評論家の座談会などをアップするのもおもしろいかもしれません。いずれも了解さえ得られればすぐにもできることです。新しい読者を獲得するのには有効な方法だと思います。