JR福知山線 脱線事故

今回の事故を巡る話の中から心に響いたもの。NHKニュースから。

■この事故で亡くなった兵庫県西宮市の濱端諒介さん(19)は、近畿大学経営学部の2回生で大学に向かう途中で事故に遭いました。
事故から1週間がたち、濱端さんの自宅には財布やカバンなど10点を超える遺品がJRから届きました。

遺品の中には事故の当日、大学近くにあるレンタル店に返す予定の音楽CDがありました。
濱端さんの父親が事故の3日後に宅配便でCDを送ると、レンタル店からお礼の手紙と花が贈られてきました。

また1日は濱端さんの携帯電話が届けられました。
携帯電話には、幼なじみの友人が濱端さんが事故で亡くなったことを知った後に濱端さんに向けて送ったメールが見つかりました。

メールには「はまちゃんはすごく優しくしっかりしていて本当にいい友だちだった。自分もフットサルを頑張るから天国で見守っていてほしい」と書かれていました。
濱端さんが亡くなった後に友人から送られてきたメールは少なくとも4通ありました。

濱端さんの父親は「携帯電話のメールを見て、諒介が大勢の仲間に囲まれて暮らしていたことがわかった。
遺品は遺族に取ってかけがえのない物です」と話していました。
(5月2日 18:30更新)